■ボクのエスティマ■
懐かしのTCRエスティマ。ファミリーカーとして稼働開始。
「天才タマゴ」のキャッチコピーで1990年にデビューした初代。斬新なコンセプトでヒットするものの、対抗馬が増えた後のミニバン市場ではデカいボディと非力な走行性能で失速・・・。
ミレニアムに湧く90年代後半、VIPカーブームに牽引されてミニバンもフルエアロにシャコタンが流行。中古車は豊富でガソリンも当時は90円台だった。セルシオ20後期顔面移植のセルティマなる物も登場する始末。ブーム終了のその後、荒く扱われた車輌のほとんどが引退、そしてエコカー減税の解体ラッシュでめっきりと姿を消した悲劇の名車である。
でも、もう一度初心に戻って車の本質を味わってみると、コストダウンが目立つ新しいモデルには無い「良さ」を痛感したりする。
確かに燃費や走行性能、居住性といった部分はそれなり・・・。エンジン音は大きめだし、特殊なレイアウトのせいかメンテナンス性だって良くは無い。
大事なのは新たに世に斬り込んでいく「先出しジャンケン」的な挑戦。
不意に捕獲したTCRエスティマは1999年の最終型。ベーシックなVの4WD車。そっけないダサさを好むボクにはパール2トーンのエアロ無しがツボ。何と走行は33100kmである。
この時代は片側スライドドア。もちろんパワスラは設定無し・・・。子供の不満を少しでも取り払うべく、ナビと9インチリアモニターを装着。天井穴あけは絶対嫌だったのでフリップダウンは避けた。
あとはお楽しみの自己満足・・・。
後方確認用ミラーは外してバックカメラを装着。
純正ではキャップだったホイールは70系ノア純正15インチへ。このホイール、希少な上級グレードGの標準装備品でかなり希少。205/75のリボンタイヤを組み合わせる前提だったのでシルバーポリッシュでリムに耳がある古風なデザインをチョイスした。
もともとアメリカでデザインされたエスティマだけに、何の違和感も無い仕上がり。
でもUSDMには興味が無い。日本車は日本車だから。
センター、リアマフラー、ブレーキ、オイル漏れなど不具合は全て修理済。
良いわ~、エスティマ。